令和7年度も、協会の活動基盤である中学校区地区単位会を中心に「人権草の根活動」の推進に努めるとともに、今日の市民ニーズにあった人権講座の開催や情報発信などに工夫をする中で、広く人権啓発活動を進めてきました。
主なイベントの内容として、6月の人権講演会「心の豊かさを求めて」では、瀬戸内寂聴さんの元秘書瀬尾まなほさんを講師に迎え「瀬戸内寂聴さんと私~共に過ごした10年から~」のテーマで寂聴さんとの心豊かな思い出や学びを伝える講演会を開催しました。
8月の第39回平和展では、戦争や平和について描いたアニメ映画会や被爆ギターにまつわるトーク&コンサート「ラグリマが聞こえる」を開催すると共に、特別展では「絵画を通して平和を伝える」をテーマに、ちばてつやさんの引き揚げ体験絵画や広島の高校生が被爆体験者からの聞き取りで描いた原爆の絵などを展示しました。
10月に行った人権連続講座では、「知る、学ぶ、広がる」をテーマに5週連続で様々な人権課題を学ぶ場としました。特に第1回目の京都精華大学元学長のウスビサコ氏を招いての講演は、例年より大きな会場にも関わらず大盛況となりました。
12月の人権週間記念事業では、人権啓発作品の入選作品展と共に「世界人権宣言を見る」特別展のほか、講演会では90歳のITエバンジェリストである若宮正子さんの講演会を実施し、たくさんの人に参加していただきました。記念事業の一環として行った人権啓発作品募集には小中学校の児童、生徒だけでなく、幼児から80代までのたくさんの作品応募がありました。
通年事業としての「地域人権啓発事業」、「地域活性化事業」の取組詳細は後述のとおりです。
「地域啓発交流事業」では、8月に春日青少年運動広場で「ヒューマンライツフェスタ2025」を、12月に富田ふれあい文化センターを中心に「フェスタ・ヒューマンライツ2025」開催しました。今年度も参加者や参画団体の広域化により、多くの来場者を迎えることができました。
「ふれあい文化センター一部業務受託事業」については、ふれあい文化センター独自企画の人権講演会や各種イベントの実施、情報発信事業としての人権情報誌(「桟(かけはし)」、「センターつうしん」)の発行、各種の生活相談事業の充実を図るなど、福祉と人権の拠点施設として役割に努めました。
人権教育事業では、年6回の様々な人権教育講座と、人権映画会として7月に子ども映画会「くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ」、9月に「サンセット・サンライズ」を上映し、両会場とも満員御礼の賑わいをみせました。
以上のように令和7年度も色々な内容を企画し啓発活動に取り組みました。取組内容の充実を図ることは本筋でありますが、周知方法の拡大や様々な情報発信ツールなどを活用して、協会の認知度向上と情報発信を高めていくことは、サポーターの拡大、それに伴う人権意識の広がりを大きな目標に掲げる本協会の重要な継続課題となっています。